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「た~く~ちゃあぁあぁん」
机の椅子に座る親友の拓也の背中に思いきりのしかかった。
「ぐおぇえ!?」
のしかかったせいで拓也はガマガエルみたいな変な声をあげた。
その後少し咳き込んでから俺を睨む。
顔が整っているだけに睨むと迫力があってちょっと怖い。
「拓也~…俺バカなんだ…」
出てくる声は無意識に震えて泣き出しそうだった。
「知ってる」
のしかかった事をまだ根に持っているのか口調が何だか冷たい。
「タクちゃん酷い」
涙目で拓也を見た。
そして今朝の出来事を話す事にした。
バカな俺の話を。
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