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「い、いえ。」
組員達は後じさる。
「あたしは疲れてんだ。」
ギロリと睨みつけ、ドスをきかせた声ですごむ。
こりゃあビビりますよ。
その間に侠はさっさと自室に向かった。
―――
「お嬢、今日も荒れてましたね。」
「あ、ああ……」
「やっぱりあの“事件”からですね…」
「!それは二度と口に出すなっちゅうただろうが!ぁあ゙!?」
「!すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません」
若いのはどうやらタブーを言ってしまったらしく先輩に猛烈に謝っていた。
ソレを尻目に先輩の方は何やら考えついたらしく、手を叩く。
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