序章

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2580年 人口増加、地球温暖化により荒(すさ)んだ時代… 食料と領地を求め発展途上国は戦争までも起こしていた。 この国日本では本土の少しと幾つかの島が沈んだだけですんだが、この問題を無視することができないほど深刻化してきた。 先進国だけで行われた会議(アドバンス ミーティング)に出席した日本…これは報道陣は入れず、その中で戦争よりも無惨なことが決められようとしていた。 この問題を解決するためこの十月の一ヵ月の間に一回以上“war game(戦争ゲーム)”を実施しなければならない。 “war game”とは他国に被害が加わらない戦争のことでありいわゆる「内戦」みたいなものであった。 そしてこの国の一番上の位の人間“王”は「ゲーム感覚で人口削減をし、生き残ったものには懸賞を与える」というなんとも馬鹿げた発想を展開していった。 そうでもしないと…と側近も納得しこのプロジェクトを進めた。 そしてこの国で一番人口が多い年齢層…16~18のいわゆる高校生がターゲット(標的)とされた。 この“war game”に主人公:翔(かける)とその友達が巻き込まれることに…
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