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「しょうがない、先に帰りますか」
帰ろうとする少女に俺は声をかけた。
「待てや、コラ」
俺が声をかけると、肩をびくっとさせて、少女―佐山 真樹はゆっくり振り向いた。
「あれ、起きたんですか純一さん。といってももう昼過ぎですけどね」
「朝でも昼でもなんでもいいわっ!!。それにしても、いろんな事言ってたねぇ、真樹」
「はい、言いましたよ」
即答ですかっ!!真樹さん。
「他に何か言いたいことでも?」
この女、相変わらずつかみどころがない。顔は幼いくせに、黒いやつめ。性格が合ってねーぞ。
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