第十一章 初任務

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秋水が構えた瞬間。 一番近くにいた朧が秋水めがけて突進してきた。 しかし秋水は向かってきた朧をヒラリとかわし、すれ違いざまに一閃。 朧の腰から上を飛ばした。 だが秋水が一瞬止まったのを見計らったように頭上から朧が腕の凶刃を振りかざす。 だが秋水はこれも冷静に後ろに飛んで避けた。 そして地面にそのまま落ちた朧を足で踏み付け蒼牙で串刺し。 二体の朧は光となった。 「一人ずつじゃ面倒い、10分で終わらねえよ。 …一気に来い」 秋水は蒼牙を肩に担ぎ挑発した。 次の瞬間 朧達は言われた通り秋水に襲いかかってきた。 周りをドーム状に囲み逃げれない状態にして… 「秋水!!?」 梓が叫んだ。 だが…… 秋水はピンチの最中、ニヤリと笑った。 すると秋水は蒼牙の柄を両手で握る。 ガチャリ 何かが解放される音がした。
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