第十三章 疑問…そして再会

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「秋水、梓の両2名。無事任務完了しました」 二人は白光に戻り青葉師団長に報告をした。 「お、お疲れさん♪どうだ秋水、『幻朧』は上手く使えたか?」 「はい♪朧達をしっかり仕留めてきましたよ♪」 二人は楽しそうに話している。 『青葉師団長……蒼牙の改造を知っていたのか…』 梓は二人の後ろで 「はぁ」 とため息をつきながら呆れている。 「師団長、少々お話が」 梓は青葉に向かって少し威圧を込めて言った。 「……ん、わかった。秋水は少し席を外してくれ」 青葉はそれに感づいたのか急に真面目な顔になり秋水に言った。 「はぁ~い。じゃあ失礼しました」 秋水は部屋を出て言った。 暫くの間無言の時間が過ぎた…… …がついに青葉がゆっくりと口を開いた。 「……見たのか?」 「えっ?」 梓は意味が分からないと言ったような顔をした。 「秋水の力だよ。あいつ…幻朧を使ったということは半朧化してたんだろう」 青葉は淡々と話した。 梓は朝方見た戦闘中の秋水を思い返した… 獣のような殺気に満ちた冷たく荒々しい蒼い瞳。 まるで『朧』…… 「……秋水は…この半年間どんな訓練を?」
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