第十四章 記録

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『二ヵ月目』 『今月からようやく訓練に移る。 まず始めに我々がデータを取り、作り出した『朧』を秋水の相手とし実戦に近い訓練をさせることにした。 始めてみるとさすがは適格者…… 基礎体力測定の時とは段違いの力を見せてくれた。 研究員達に 「データを取り直すか?」 とまで言わせたぐらいだった。 訓練の内容は日々強化。 三日に一回、朧を一体ずつ増やして戦わせて行った。 この先が楽しみだ』 ページの途中に写真が貼られていた。 秋水が蒼牙を手に取り朧達と戦っている。 「秋水も頑張っていたんだな…。 しかしこれだけであんなに強くなるのか?」 梓は疑問を持ちつつ次に進んだ。
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