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「こらこら、最後まで聞け。
そこでだ、パートナーとして梓に同行してもらう。いいな?」
「はいっ!」
「よし、ならもういいぞ。内容は梓に伝えてあるからな」
…………
その後任務の話しをするため秋水は梓の部屋に向かった。
「うぃ~」
「来たわね。じゃあさっそく説明するわよ」
梓は地図を広げた。
「今回の任務はある山を縄張りにしてる朧の浄化よ。
あなたの初任務にはちょうどいいくらいね。」
梓は淡々と話し始めた。
「なるほど、じゃあついでに『アレ』も試すかな…」
秋水はニヤけながら言う。
「ヘマはしないでよね。
それでその山の名前だけどあなたがよく知ってる山よ」
梓が秋水を見る
「ん?どこだよ?」
「……幻鏡山」
「あらら……あそこかよ…」
幻鏡山とは秋水が始めて梓と出会った場所であり、光景と出会った場所でもある。
「光景……」
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