第十章 目的

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聞いている間に頭が冷えたのか秋水がいつもの口調で口を開く。 「……よくわからんけど…ひとまず強くならなきゃいけないんだな?」 「……そうだ」 北上は秋水の目を見て答えた。 「わかった。半年で強くなってやるよ、生きるためにも。 光景を戻すためにも」 秋水はこの時に決意したのであった。 強くなって必ず消えた光景を元に戻し…自分も生き抜くと。
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