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『……待ってろ光景』
「……ぃ…秋水!」
梓が秋水の視界に入って怒鳴った。
「うおっ!?す…スマン。続けて続けて」
秋水は申し訳なさそうに苦笑しながら謝る。
「まったく……まぁ話しは一通り伝えたからいいわ。
じゃあ明日の朝、幻鏡山の入口付近で待ち合わせよ」
「りょーかい」
梓から任務の内容を聞いた秋水は帰宅するため梓の部屋から出て自分の家に向かった。
「……あいつ何を試す気かしら…」
梓は明日の秋水の行動に少し不安を抱きつつ任務の用意をした。
秋水はというと……
「梓のやつ。絶対明日の『アレ』みたら驚くだろな」
帰り道の途中、一人ニヤけている。
「……おっと」
さすがに周りから見たら不自然だと思ったのか笑いを堪え、無理に涼しい顔にしながら帰って行った。
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