日常

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最初に事件が起こったのは、中学校に入ってすぐの頃だった。 両親が死んでいた。 俺の部屋で… ワケがわからなかった…だが、手には首を絞めたであろう感触が残っていた… 間違いなく僕の仕業だった… だが記憶はない… なのに、何故か僕は冷静だった… 処理法を思いついたのもこの時だ。 いなくなった事を隠すのには少し苦労した。 1日考え続け、結局は失踪という手を思いついた。父と母の仕事先や知り合いに電話。そして一言 「どこに行ったか知りませんか?」 皆の答えは決まっていた。当然だ… 父と母は庭にいるのだから… そして警察やらが来て色々聞かれた。 聞かれただけ… それだけ… どうやら、失踪というだけでは本気で捜査をしないらしい。幸いだ。 そして僕の悲劇の子生活が始まった。 慣れれば楽だ。むしろ親がいない生活は以前より快適だ。 こうして、昼寝をしてても何の邪魔も入らないのだから。
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