第4章 決心

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すぐに勇樹から電話が来た。 あたしが電話に出ても勇樹は黙ったままだった。 泣いてるのかな?と思って 「…勇樹?」 とあたしが呼ぶと,急に 「好きだ。」 と言った。 勇樹, あの時勇樹は泣いてたんじゃなかったんだね。 勇樹は恥ずかしがりだから,照れて言葉が出なかったんだ。 すぐに赤くなる勇樹。今なら分かるよ。 照れると声がかすれる勇樹。 あたしの愛しい人。
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