第5章 初対面

6/6
前へ
/33ページ
次へ
着信もメールも全部お母さんから。 メールの一つを開くと,内容は   今朝早くに塩じい(※あたしはひいじいちゃんを塩じいと呼んでいました)がなくなりました。 早く帰って来なさい。   というもの。 勇樹を起こして事情を話すと,勇樹の家もおばあさんの新盆で忙しい様子で,手伝って欲しいと勇樹の携帯に連絡が入ってました。   あたし達はお互いにゆっくり出来ない事情を知り,仕方なく駅で別れました。   電車での帰り道,ひいじいちゃんを思って少し泣きました。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加