第3章 カミングアウト

2/3
前へ
/33ページ
次へ
それからあたし達は毎日毎日メ-ルのやりとりをした。 2日に1度は必ず電話をくれたし,少なくても2時間は2人で喋り通しだった。 本当に 本当に幸せだった。 そんな日々を過ごしていたある日,勇樹が電話越しに言ったんだ。 「俺,生まれつき角膜の病気なんだよね。右目は手術したけど,左目が最近悪化してる。だから今は運転免許ないんだよ。このまま悪化していく角膜を手術しなければ…失明する。」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加