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とある美術館・・・
今日はこの美術館で地元学生の展示会がある。
俺はこの展示会で金賞をとったとある絵画の前にいる。
作者 〇〇高校3年 山田拓冬(たくと)。
そう、俺だ・・・
隣には銀賞の絵が飾ってある。
作者 △△高校3年 志田涼子
俺は「女のくせに荒っぽいなぁ」と思いながら自分の絵と見比べていた。
すると横から一人の女が
「この絵って力強さがないよねぇ~男のくせに」と俺に話し掛けてきた。
なかなか可愛い子だ。そいつの指先には俺の絵が・・・・。
そして「こんな絵よりこっちの銀賞の絵のほうが力強くて絶対いいって。そう思わない?この絵のどこがいいんだか・・・」と言ってきた。
ここまで俺の絵が否定されたのは初めてだった。
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