第一章

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とある美術館・・・ 今日はこの美術館で地元学生の展示会がある。 俺はこの展示会で金賞をとったとある絵画の前にいる。 作者 〇〇高校3年 山田拓冬(たくと)。 そう、俺だ・・・ 隣には銀賞の絵が飾ってある。 作者 △△高校3年 志田涼子 俺は「女のくせに荒っぽいなぁ」と思いながら自分の絵と見比べていた。 すると横から一人の女が 「この絵って力強さがないよねぇ~男のくせに」と俺に話し掛けてきた。 なかなか可愛い子だ。そいつの指先には俺の絵が・・・・。 そして「こんな絵よりこっちの銀賞の絵のほうが力強くて絶対いいって。そう思わない?この絵のどこがいいんだか・・・」と言ってきた。 ここまで俺の絵が否定されたのは初めてだった。
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