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辰『あの、ちょっと!時間ありますか?』
彩『えッあ、うん……』
辰くんは向かい合わせの席に座った……
彩『それで……何?』
辰『……あの僕、こんなに優しいかもしれませんが……』
彩『突然、どうしたの?』
辰『あぁ、響汰に聞きましたか?僕の過去……』
彩『うん……すごく悲しいよね?親にわがまま言えないなんて……』
辰『幻滅させちゃいましたよね?』
彩『ううん…幻滅なんてしてない……』
そう言うと私は辰くんの目を見た……
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