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優『お前、意外にいいこと言うんだな……』
彩『ごめんね……偉そうに……』
優『…いや、俺な……小学校入る前に親に捨てられて……ずっと施設で暮らしてンだ……』
彩『うん……』
優『まだ覚えてンだぜ?思い出すだけで殺したくなる……両親の顔……』
彩『でも、きっと理由があって……』
優『理由なんてねーよ!だって俺の親……ホステスとホストだもん……』
彩『……………』
優『引いたか?』
彩『ううん、引いてないよ?……そうだねぇ、親に大事されないって…寂しいよね?』
優『…別に……今はもう慣れた……』
でも優くんはまた寂しそうな顔をする……
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