始まり

6/7
前へ
/11ページ
次へ
――トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン 「いや…!なにあの長い髪の女の人…?血…血が…」 「大丈夫だ!俺がついてる!……女?」 ――トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン 「うわぁぁぁぁ!」 黎明が窓を見ると必死に窓をたたく長い髪の女がいた。 さっきはいなかったはず…。 生気がない見開いた眼からは血の涙を流し、大きく開いた口から流れる血は女の白いワンピースを赤く染め、窓をたたく指はつめがはがれ大量の血が流れていた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加