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――トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン
「な…なんだ!?」
音が大きく…いや…増えた。
まるで車の窓をたたくような…。
黎明は直感で振り向いてはならないことを悟った。
しかし振り向かずにはいかず振り向いてしまった…。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
――トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン
窓の外にはなにも居なかったが…。
…無数の血の跡。
しかも黎明が見るかぎりでは未だ増え続けている。
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