始まり

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「なにぃ…?」 横で流麗がもぞもぞと動きだした。 「い…いい…いや…な…ななな…なんでももない…ま…ままだ…寝て…寝てろ…」 「そう…?」 流麗にこれを見せてはいけない…流麗は見る必要がない…。 しかし無情にもトントンという音は止まらなかった。 「なに…?この音……きゃぁぁぁ!!」 流麗は起き上がってしまった。 「見るなぁ!!」 黎明が必死に流麗の眼を隠すのだが時はすでに遅い。
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