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そぼ降る雨が過熱しすぎのこの地方都市と俺を綯い交ぜ(ないまぜ)に包み込む。
『暑さは収まったけど蒸し蒸しするなぁ』。
とりあえず照明を落とし寝床に潜り込む。
…すでに欲望の漲りではない。なかば義務感のような、……何だかマンネリ気味にアイツに触れる。
………無反応を決め込んでいる。頭の中をBOOWYの『わがままジュリエット』の一節、『おざなりなPLAY』がリフレインしている。
『……そうだよな。』
おもむろに背後に手を回す。
余りにも触れられる事の無いその秘密の扉に静かに指を這わせ、ゆっくりと、しかし確実に押し開いた。
……………………………
お互いの体位を激しく何度も何度も入れ替える。指や手のひらを駆使し摩擦を加える。
…………………………………………………………………………………………『エアコン動かね~やっぱり電池切れだな。』
リモコンを置き、深夜のコンビニに買い物へ向かった。
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