視線

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『やめて……っ』 人々の視線が時々、怖い 気づけば、心の中で叫んでいる自分 気にしないでいようと思っていても、どうしても気になってしまう 『僕をそんな目で見ないで…っ』 どうして、見るの? 僕が、そんなに変? 『教えて欲しい……。』 『教えて欲しくない……。』 二つの気持ちが僕の心を締め付ける 期待と不安が混ざり合って、もっと人々の視線が怖く感じる この場から抜け出したい 走り去りたい 早く、この『僕が作り出した視線の世界』から抜け出したい 早く…早く……
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