浮気~分かっていても~

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浮気~分かっていても~

その日、私はある覚悟をしてそこへ来ていた。 そこは、全寮制の男子高の寮の前。 いざとなると、本人に会う勇気がなく、私は、車椅子のタイヤを動かし、帰ろうとしていた。 すると 「綾音さん?」 私は、名前を呼ばれて振り返った。 そこには、1人の男がいた。 その男は私に駆け寄って来た。 「周防先輩に会いに来たんですか?」 「私は別に…」 すると、 智也くんは、私の車椅子を押して、 「中で待っててください。その間オレが先輩の代わりに相手しますから」 「でも…」 「いいから♪」 そして、私は、彼に連れられて、食堂へ 南が帰ってくるまでの間私は、智也くんと他愛もない話をしていた。 「周防先輩!」 ようやく南が帰ってきたよ。 「綾音さんが来てますよ」 「綾音が?」 「はい」 「遅かったのね」 「あとはお2人で」 そう言い残して、智也くんは自室へと帰って行った。 「またどこかで女の子をナンパしてきたの?」 「イヤ…その…」 「ほら、答えられないじゃない」 そのとき私は、南に対してものすごく怒っていた。 「怒ってる?」 「当たり前でしょ!!」 南がウキウキしている時は、 ナンパに成功した時。

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