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本棚に追加浮気~分かっていても~
その日、私はある覚悟をしてそこへ来ていた。
そこは、全寮制の男子高の寮の前。
いざとなると、本人に会う勇気がなく、私は、車椅子のタイヤを動かし、帰ろうとしていた。
すると
「綾音さん?」
私は、名前を呼ばれて振り返った。
そこには、1人の男がいた。
その男は私に駆け寄って来た。
「周防先輩に会いに来たんですか?」
「私は別に…」
すると、
智也くんは、私の車椅子を押して、
「中で待っててください。その間オレが先輩の代わりに相手しますから」
「でも…」
「いいから♪」
そして、私は、彼に連れられて、食堂へ
南が帰ってくるまでの間私は、智也くんと他愛もない話をしていた。
「周防先輩!」
ようやく南が帰ってきたよ。
「綾音さんが来てますよ」
「綾音が?」
「はい」
「遅かったのね」
「あとはお2人で」
そう言い残して、智也くんは自室へと帰って行った。
「またどこかで女の子をナンパしてきたの?」
「イヤ…その…」
「ほら、答えられないじゃない」
そのとき私は、南に対してものすごく怒っていた。
「怒ってる?」
「当たり前でしょ!!」
南がウキウキしている時は、
ナンパに成功した時。

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