心と心

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心と心

どれくらいの時間がたっただろうか?私の中で時間の感覚はもうなくなりかけている……。 初めはとても大きかった彼女も幾度も衝動を繰り返し、今では月と同じ位の大きさにまで小さくなっている。 「寂しい……暗いよ……」 前の星から幾千年の時が流れ彼女は未だにこの冷たい暗黒をさまよっていた。 「ん?」 光の差さない暗黒の中でさらに暗い場所。それが彼女に迫って来ていた。 「いや、止めて!こないで」 彼女に迫って来ていたのは全てを吸い込むブラックホール彼女がいくら必死に逃げてもブラックホールから逃げれない。 「いや!死にたくない!私はまだ……」
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