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「そうだ。君も星からら人になれたんだよ」
プルートがニッコリ微笑む。
彼女は辺りを見回し、鏡を見つけるとその前に恐る恐る立って見る。
「これが……私?」
鏡の向こうに立っていたのは、淡いブルーの髪が印象的な少女であった。
「それが君の新しい体。所で君名前は?」
「私は――」
「こりゃ!プルート、仕事サボってないで働け!!」
彼女の言葉を遮り、部屋に50代位の老人が怒鳴り込んで来た。
「わ!サンじいちゃん!?」
「サン……おじさん?」
「あぁ、この人はサン――」
「サンおじ様!!」
彼女はプルートの言葉など耳に入っていないかのようにサンの胸に飛び込んだ。
「もしかして……お前、アースか?あのアースか!!」
「はい!おじ様!よかった……おじ様……。
生きてらしたんですね」
二人の会話を聞きながらプルートはポカンとしながら見ていた。
「もしかして知り合いなの?二人とも……」
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