出会い

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一樹の家の隣には小さな公園がある。その公園の真ん中に一本、細く力強い出で立ちの木が植えられている。 「今年もキレイに咲いてるなぁ」 一樹はそう呟くと、 「どうせ遅刻だ、くつろいで行くか」 その木の下に腰をおろした。 しばらくして、一樹が立ち上がろうとしたとき、後ろから声が聞こえてきた。 女「うわぁ、キレーイ」 一樹が振り向くと、そこには同年代であろう女がその木を見上げていた。
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