*~6月のあの日~*

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*~6月のあの日~*

『今日は午後から雨でー…』 お天気キャスターの天気予報が耳に入ってくるが、寝坊した私はあまりのパニック状態からかそんなものは反対の耳へと抜けていった。 『行ってきまーす!!!』 只今の時刻、8時15分。 猛ダッシュで公園を横切り、学校へと走った。     『馬ー鹿』 教材室で、私はある男子に笑われた。 『そこまで言わなくても良ぃじゃん~!!』 ホント今日ゎ災難だったんだから…。がんばって走ったのに教室手前でチャイム鳴って遅刻するし、授業では日にちと出席番号が同じだったから指されまくったし……はぁ。 綾花が落ち込んでいるのを見兼ねたのか 『まぁまぁ、元気だせよ。それに部活だってもぅ終わりだし、帰ってゆっくりしてろ、な??』 その男子、悠斗はポン〓と綾花の背中を叩いて楽器ケースをしまい、教材室を出ていった。
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