染みを持つ少年

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ウィーン   「あ、おかえり~なんだったの?」   SENは口の前で人差し指をたてると   「企業秘密。」   「まぁ、いきなりいなくならないでね、リーダー。」   KAIは笑いながら答える。 それはないから、と笑顔で答えるSEN。   「TSUKIは?」   「テレビ見てたけど、声しないし寝てんじゃん?」   その言葉通り気持ち良さそうに寝ている少年が一人。 SENが近くに来てもまったく起きる気配がない。   ムニッ   「なにやってんの?」   SENの行動を見つつ近付くKAI。 そしてムニムニとTSUKIの顔で遊ぶSEN。   「………。」   「………。」   ニヤッ   ポンッ   キュッキュッキュッキユッ   「よし。おやすみ。」   「おやすみ~。」
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