第1話~夢診断

2/3
617人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
「夢」の役割は2つある。 その日1日の間に貯め込んだ記憶の情報を整理する役目。 もう一つは、今自分がどのような心理状態なのかを探る「指標」の役目である。 今回言いたいことは後者に上げた「指標」ですが、皆さんは「夢診断」て言葉はご存知ですよね? 見た夢の内容でその人が気付いていない深層心理の部分を解き明かす、FBI捜査官ロバート・K・レスラー氏もビックリのプロファイリング術。 それが夢診断なるものなんです。 便宜上M君としますが、彼の見た夢はこうだった…… 「お花畑を歩いていると黒いマントを羽織った老人に追い掛けられて、股間をギュッと握られてしまう」 …という何ともサイケな夢を見るらしいんです。 股間は置いといて、この追い掛けられるというのを夢診断の立場から見るとですね 「プレッシャーを日々感じている」 らしいんですね。 まぁ他のくだりやら股間を強く握られた事やら、しかも握られた感触がリアルだったっていうのは意味分かんないんですが、「夢診断」と言うものは深層心理を写す鏡なわけなんです。 僕が人生の中で見た最も「サイケな夢」を挙げるとしたら真っ先に挙げる夢がある…
/334ページ

最初のコメントを投稿しよう!