第1話・・・声を下さい

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…ここ何処??? 周りにベットがある。 外は眩しい…。 そういえば昨日…変な店に…。夢だったのかな。 ガラガラガラ… 『ぉはょぅミズキちゃん。今日は起きるの早いわね-おばちゃん早起き出来る子は関心よぉ。一昨日は喉のガンを摘出したばっかりなのにねえ…声も出せなくなっちゃって可哀相に…』 私『…』 『ぁらッッごめんなさい。おばちゃん変な事いっちゃったわ…』 私『いゃっいいんです』 『ぇ?…』 私『どうしました?』 『だって…声……』 そういえばそうだ…なんでだろ…? 私は昨日の事を思ぃ出していた。 ビンを渡されて… 飲んで… それから…『歌ッッては駄目…歌ったら…』 ん…この後は…????? 思ぃ出そうとしたら頭が痛い… ナースのおばさんは先生ッッ!といいながら慌てて部屋の外へ走ッッて行ってしまった。 その後すぐ親が来た。 『おはよぉミズキ。』 それだけ言うと花瓶に花を飾りだした。 私は何か話しかけようとした… 『ぁの…』 ガラッッ! ん? 医者とナースが入って来たのだ… 医者『ミズキちゃん話せるようになったんだって?』 母は何を言っているのかわからないみたいだ。 ぉばさん『ミズキちゃんッッ話して見て?』 何を話せばいいかわからない私はとりあえず『おはようございます』と言ってみた 皆は黙ってこちらを見ていた。 医者は『奇跡だ…』と言っていた。 その後からの話は覚えていない 『そのまま家に帰っていい…』 ただそれだけ言われた事は覚えている。
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