第1話・・・声を下さい

4/6
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
[家…] 母親は、なんで話せるようになったのかしら?と毎日のように言っている… 家に帰って来て1週間を過ぎた時だ。 夢をみるよぅになった 一匹の蝶が飛んできて 私にこう言うのだ… 『歌をありがとぅ…』 いつもそこで目が覚める。 あれから3年たって、私はもう20歳…。あの夢は2年前から見らないようになった。 私は約束を守り今も歌を歌ッッてはいない。 ある日…飲みに行こうと友人に誘われた。 私は勿論『行く!』と言った。 待ち合わせ場所に行くと男が三人…友人が二人… ぇ?合コン…?私は騙されたのだ。 男『ぢゃ、行こっか♪』 私は、『どこに…?』と心の中で思いながら皆にィライラしながらも着いて行った…。 それに…今帰ってノリが悪いと思われるのもィャだった…。 男『着いたよ。』 そこの店にはカラオケハウス SONG… と書かれている。 私は店の前で少しためらった… 『歌ったら…』 頭の中にその言葉が過ぎった。 でも、着いて行くだけ。 皆の歌を聞くだけだから…。 そう私は自分に言い聞かせながら友人達と店に入って行った。 私達は自己紹介をして、それから歌う事になった。 でも、私は歌はイャだと断った。 でも皆があまりにも楽しそうにして、私を誘ってくるので… 少しくらい…少しくらい歌ってもいいょね?別に何も起きないよね? だって…あれは夢だったんだから。 そう甘い考えを自分に言い聞かせ『歌うッッ』と言ってしまった… 『ミズキ-?ミ-ズ-キッッ?次ミズキの番だよ-?』 そうミキが言うので私はマイクを手に取った… 戸惑いながらも歌ってしまった… 久しぶりの歌… 変ぢゃないかな…? 私はもう[あの事]は忘れて気合いを入れて歌っていた。 すると…皆が聞き惚れているのが分かった。 『ミズキ…歌ぅまい…』 友人が声を揃えて言う。 『ミズキちゃんやべぇ-めちゃくちゃ声ァユに似てる…』
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!