―不安。

3/10
932人が本棚に入れています
本棚に追加
/208ページ
そんな事知ってるからっ!! 思わず一人で叫んでしまいそう。 「仕事」って!! 確かに仕事だろうけど、 今空き時間だからメールくれたんだよね? もっと、こぅ… 何処に居るとか どんな事してるかとか あたしには 悠のお仕事は関係無い事かも知れないけど、 悠が何処で何してるか いつだって悠の事で 頭がいっぱいなのに それに甘い言葉なんて期待してないけど、 ちょっと‥‥ せめて絵文字とか使うとかしてくれたって いいんじゃないのかなって… 思ってみたり。 それともメールが来ただけで幸せって、 そう思えないあたしが我が儘なのかな‥‥ こんなにそっけないと、 いくら大好きだって思ってたって 不安になっちゃうよ‥‥ しばらく考え込んで、 いつの間にか30分も時間が過ぎてて ~♪~♪~ 再び悠からの着信音。 ハッとして携帯の画面を見つめる。 恐る恐るボタンを押してみると… 「ばーか」 ‥‥‥ばか!! ばかと来たっ!? なんだか不安も通り越して‥ 腹が立ってきた!! 悠のばか。
/208ページ

最初のコメントを投稿しよう!