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ﾀｸｼｰの運転手が私に話しかける
私は無言で煙草をふかしながらﾜｼﾝﾄﾝﾎﾃﾙを見上げた。
晴天の空にガラス張りのﾜｼﾝﾄﾝﾎﾃﾙが反射して綺麗だ
向かいの警察署、すぐ右にはﾍﾞｲﾌﾞﾘｯﾁ…かもこの通りは都会チック
『汚いのにね…』と呟いた私の顔を不思議そうにバックミラーごしに見る運転手
夜の街は欲望が売り買いされる
常識なんか存在しなぃ世界がそこには確かに存在している
昼間の街は少しもそれを感じさせなぃ…
まるで自分が消えてしまぃそうで怖かった
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