アヤタ

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サナエの協力の甲斐あって、なんとか時計が0時を回る前に宿題をやっつけた。 「ほんとに助かったよ。」 「マジ疲れた~。二度とやらないからね。」 お湯を沸かしながら、部屋中に散乱したお菓子の袋やら、栄養ドリンクの空ビンなんかを片付ける。 「明日どっか遊びにでも行こうか。」 コーヒーをいれながらサナエに言ってみる。 「あんた………熱でもあんの?」 驚いたような表情でこっちを見た。 「あんたから誘ってくるなんて、明日は嵐かもね。」 テレビの天気予報が降水確率が0%だということを告げる。 あまりにタイミングがよかったので二人で笑う。 「………いいよ。」 夜サナエがベッドのなかでそう答えた。そしていつもの質問。 「…………やる?」 「…………やらない。おやすみ。」 「おやすみ。」
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