小さな光…大きな闇

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2人が館の中を化け物と鉢合わせにならいように慎重にでも早くしないと手遅れに、なってしまうというもどかしい気持ちの中、智樹の捜索が行われている 1つづつドアを開けては中を確認していく作業を行っていた もしドアを開けた時そこに智樹ではなく『あいつら』がいたと思うと 2人の手はドア開けていく度に震え 開けなきゃわからない恐怖と戦い 1つづつそして また1つづつドアを開け部屋を確認していった そして1階最後の部屋の前に来ていた 時間も無いのに開ける恐怖がどんどん増していく 手が震え ドアのノブを握ればその震えの振動で ドアがカタカタと音をたててしまうんじゃないか… ドアに手をかけるのも一苦労しだしていた ドアに触れるだけで館全体に自分達の恐怖が伝わってしまうじゃないかという程 2人の精神は極限にまで迫っていた 慎夜 『1階はこの部屋で最後だな… カンナ開けるぞ…』 そう言い、慎夜はカンナの返事を待つ事無くただドアが音たてないように ゆっくり開けていった…
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