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たとえ、それで父を失い…私自身命を失いかけたのだとしても。 死は、身近にあるものだ。 生きる為に私も様々な生物を殺してきた。 口に含んだ果物が喉を通る。 指先についた果汁を舐めた。 私は今もこうして、生きる為に一つの命を犠牲にしている。 だからこそ…。 私は、生きている…。
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