0→

2/2
前へ
/28ページ
次へ
「……」  口を閉じる。ここまでが、中学の俺の話だ。誰に話してるのかって? そりゃあ、誰でもない。自分自身だ。  これで、俺のLIFEが終わったわけじゃない。まだ、続きがある。今回のことなんか比べ物にならない、重い十字架を背負いながら。   もっとも、俺も知らない未知の道だ。無限のLIFEだ。誰かに決められるわけじゃ、無い。  さてと、コレぐらいにしとくか。もう、会うことも無いだろう。  見渡す限りのグラウンド。どこまでいっても同じ景色、同じ土、同じ空。  そこで俺は、中学生の事を語り終えた―――  
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加