12月2日

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しかしそのジイサンをみて俺はエリックに思わず聞いた。 「なあエリック、ほんとにあのジイサンか? とても金持ちにはみえねぇぞ、場所間違ってんじゃねぇか?」 家はボロボロだし、車もポンコツって言うのがお世話になっちまうくらいの代物だし....。 「ティム、この俺の腕を知ってるだろ~? わざわざ衛星もハッキングして確認もしたんだぜ!!」 そう言いながら自慢のエリック特製PCをティムにみせた。 「わかった、お前の腕は一流だ、信じるよ。 ところでチャド、一人あたりの報酬はいくらになる?」 「だいたい200万ドル前後かな」 それを聞いてダニーは興奮したようすで話し出した。 「さっさと乗り込もうぜ!!あんなジジィすぐ殺せらぁ!」 俺たちはゴードン邸の前に車を停めて、そういう話しをしていた。 「奴はもうすぐ寝る、その時を狙うのだ」 マークスはそうつぶやきナイフを研ぎ始めた。
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