小さい奇跡

3/6
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
不意に、男子が話しかける。私はビクッとして、振り返る。 …顔が紅くなってなければいいが… 「う…うん、親に…呼ばれてるから…」 私はアセアセしながら、言い終える。彼は悲しそうな顔をしながら… 「そっか…寂しいな…」 彼は小声で呟いた。 「え?」 と私は聞き返す。 彼は、少し照れくさそうに 「あんたがいないと、なんか寂しくて…退屈だ」 目を逸らして言われた。 意味が良くわからなかった。いや、混乱していた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!