終電近くの駅で

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「よう‼野木ちゃん」 「久しぶりやなぁ栗橋‼」 野木と栗橋は高校以来の親友だ。 栗橋幸治は、親から継いだ会社の社長をしている。 だが、彼の会社の経営状況はうまく行ってない。 野木はそれを知っていた。 「おまえもこっちの電車か?久しぶりだから飲みたいけど終電近いからなぁ・・・」と野木が言った。 「そうだよ。また今度一杯やりましょ」と栗橋が答えた。 そんな話をしてるうちに、駅のホームにつき終電が見えてきた。 「あれっ?」 栗橋は言った。 「なに?」 「こんな時間に男の子がいるよ」 と栗橋が指を差す先には、12歳ぐらいの少年がいた。 野木は少年を見つけた。 その時だった
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