祝宴の時

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      ~その夜~ ミル「・・・スゥ、スゥ・・・」 ミルはパシュートの子ども “インクル”と寄り添うように 寝てしまった フィーブ「・・・かわいい 子どもだな・・・」 フィーブとパシュートは そんな二人を見つめながら 酒を飲んでいた パシュート「あぁ、 あの利発そうな顔・・・ 間違いなく 大物になるぜ・・・!」 フィーブ「フッ、 親バカだな・・・」 フィーブは 少し呆れたように言う パシュート「・・・で、 お前の方はどうなんだ?」 フィーブ「・・・? なんのことだ?」 パシュート「だから お前はいつミルさんと 結婚するんだ?」 フィーブ「ブッ!?」 パシュートのいきなりの問いに フィーブは酒を 吹き出してしまう フィーブ「ばっ!? お前いきなり何を・・・!?」 パシュート「静かにしろよ 起きちまうだろ?」 フィーブ「・・・お前・・・」 パシュート「ハッハッハッ! お前ホント わかりやすいヤツだな!」 フィーブ「・・・」 フィーブの顔が 酒のそれとは違う赤みをおびる
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