【第2章・秘密の庭で】

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 正直、スカイは驚いた。“ラティオス”という種族は姿を消したり、人間に変身したりなどできるのだが、テレパシーを使っているためお互いの位置などが解るのだ。その事は、“ラティアス”という種族にも言える。  だから時々仲間同士で間違う事はあっても、人間と間違える事は無いはずだ。   スカイ 「……ねぇラティアス、なんで君のお兄さんと僕を間違えたんだい?」   ラティアス 『スカイ君とお兄ちゃんの気配が同じだったし、わたしがテレパシーを送ったら“ラティアス”って返事が聞こえたから……』   スカイ 「そうだったんだ……でも何でテレパシーが?」   カノン 「……もしかしたら、心のしずくと護神の力に何か秘密があるんじゃないかしら」   サトシ 「どういう事なんだ?」    サトシはスカイとカノンの方に来ながら言った。
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