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ポケモンマスターを目指すサトシは、水の都アルトマーレに来ていた。いつも共に旅をしてきたカスミとタケシは、急用でジムリーダーとしての仕事があるため来ることができなかった。そのため、今回はサトシ一人だ。
年に一度行われるお祭り「護神祭(マモリガミマツリ)」で「水上レース護神杯(マモリガミハイ)」が行われようとしていた。サトシはそれに出場し、橋からカノンが応援している。
カノン
「サトシ君、頑張ってー!」
サトシはカノンの応援を聞くと、軽く手を振った。そして、ワニノコとピカチュウに励ましの声をかける。
サトシ
「よしっ、ピカチュウ・ワニノコ今回は絶対優勝するぞ!」
ピカチュウ
「ピッカ!」
ワニノコ
「ワニャ!」
ピカチュウとワニノコは気合いを入れるように返事をした。そんなサトシ達に声をかける人物がいた。前回の水上レース護神杯優勝者、ロッシだ。ロッシとサトシ達(ここにはいないがタケシとカスミも)は、以前アルトマーレに来た時に知り合い親しい中になっている。
ロッシ
「やぁサトシ、久しぶり。今回はサトシだけかい?」
サトシ
「ロッシさん、久しぶりですね!今回は皆、急用ができたらしくて……」
ロッシ
「……そうか、それは残念だ。そういえばサトシも護神杯に出場するのか?」
サトシ
「もちろんです!今回は負けませんよ!?」
ロッシ
「俺も負ける気はないぜ。今回は手強い相手が多いらしいから油断するなよ?――それじゃ俺は失礼するよ、サトシ達も頑張れよ」
サトシ
「はい!」
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