恋心

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楽しい時間というものはあっという間に過ぎてしまうもので、二人は気づくと2時間程話していた。 「あ、そろそろ帰らなくちゃ」 少し寂しそうに言いながら、夢は立ち上がった。 「あの、夢さんって携帯持ってますか?」 「持ってるけど……」 「アドレス、交換しません?」 朔は自分の携帯を指差しながら聞いた。 「する!」 夢は喜んで携帯を取り出し、アドレスを交換した。 (めっちゃうれしい!) 「じゃあまたメールしますね」 朔は手を振りながら言った。 「絶対だよ!」 夢はそう言って店を出た。 (早々新しい恋の予感かも!) 夢はスキップでもしたくなるような気分で家に帰った。
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