第一章~ストリートバスケット~

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ダムッ…ダムッダムッ 一人…また一人とかわしていく 「よし!このまま!」 フッ 「あ…れ…?」 突然自分の足が空を踏んだ 「お前みたいなチビがレギュラーになれない」 突然現れた白髪の怖そうな男が少年に向かってそういった 「ふざけるな!あんたのバスケは楽しくない!勝つためなら怪我をさせるなんて…間違ってる!」 少年は男に叫んだ しかし、男はなにも答えない そのまま少年は突然現れた穴に落ちていった 「わぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 「うわっ!」 「ゆ…夢か…」 一度周りを見渡し、自分の部屋と確認すると、額にかいた汗をぬぐった 「はぁ…」 むくりとベッドから抜け出す少年 「ふわぁぁ」 一度大きなあくびをする 「哲人ぉ!ご飯よ」 扉の向こうで声がする 「はいよぉ」 哲人と呼ばれた少年は間延びした声で返事をし、伸びながらボサボサの頭を掻きながら部屋を出た 哲人「おはよう!」 リビングで大きな挨拶 「はぃ、おはよう、ご飯はもうできてますよ」 哲人「はぁい」 『ご飯中に先に説明しとこう、俺の名前は藤井哲人!ピチピチの中学1年生、まぁ、部活は帰宅部…になったばっかり』 哲人「っし!いってきまぁす」 「いってらっしゃい」 『ちなみに今優しい声で俺を送り出した人は藤井みこと(36)まじに美人でモデルやってたらしい、まぁうちの親父もかっこいいからその遺伝子引いてる俺は美男子ってやつ!』
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