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誰に 似てるのか、ずーっと気になるものの、振り向くことは なぜか 出来ず。 一所懸命に、誰に似てるか思い出そうとしていた。 目の端を気にすることも忘れて。 ただ、ひたすらに 思い出そうとしていた。 そして、 あっ と 声を出したくなった。 思いだしたのだ。 誰に似てるかを。 従姉妹のお母さんだ。 要は、私の伯母さん。 そう そっくりだった。 思い出したところで、改めて見ようと したら。 そこには、誰もいなかった。 「あれ?」 そう思いつつも、その時は黙っていた。
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