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やがて、日が暮れて帰り道。 ふと、私は思い出して 家族に言った。 「あの、売店のオバサン、○○ちゃんのお母さんに似ていたね。」 家族は みんな 変な顔をして 私を見た。 一人が 言った。 「誰もいなかったよ。ずーっと。」 そういえば、売店の人はエプロンだった。 あの人は 割烹着だった。 伯母さんの勤め先の制服は 割烹着だった。 ウチに帰って 念入りにお線香をあげました。 ~おしまい~
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