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タカ、ごめんね イッパイ心配ばっかりかけて… 『早く忘れろ!そんなヤツのこと』 そんな言葉がユリの傷付いた心を更に痛めつけた 忘れたいのに忘れられない苦しみと戦ってるのに、タカはなんで、そこまで私を苦しめるんよ! 雨の中、車を降り、行くあてもなく歩いていたユリ… 怖くなって車の所に戻るとタカは自分の車で先に帰ってしまっていた 「タカ、ごめんね…もう絶対にバカなことはしないから… 今から追い掛けるから、ちょっとだけ逢って」 『ええよ 約束してくれるんならな』 タカは優しく言った コンビニの駐車場で待ってくれていたタカ… 「ギュッてして これからも逢ってくれる?」 『逢うよ!ユリがもうバカなことしぃひんならな!絶対やで』 そう言って抱き締めてくれた ユリは自分の気持ちがわからなかった 今、自分のしている行動すら理解できていなかった ユリの左手首には、治った傷跡と、新しい二つの傷があった
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