6月30日

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「もう逢わない!逢えないよ!ユリは… 最後やから、最後にギュッてして」 帰ろうと車に乗り込もうとする勝也を呼び止めた あったかかった…ユリは勝也の温もりを身体中で感じていた 『ユリ、ちゃんと運転できるか?帰れるか?』 「…」 うなづくのが精一杯だった 普段通りに手を挙げ、さよならする勝也… ユリは逃げるように車を発進させた
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