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一緒に買いに行って勝也が選んでくれたソフトバンクの携帯… 鳴りもしないのに持ってることが辛かった 空っぽの心…何をどうすればいいんだろ? いてもたってもいられず、勝也に電話し、メル友のことを突っ込んで聞いた 「勝也はもうエミのことが好きなんやろ?だから、私と別れたかったんやん!」 『好きとかなんかわからんやん 気になる存在ってのはある』 「それが好きってことやろ!別れる時はそんなこと言わなかったくせに、やっぱり会うための準備やったんやん!嘘つき!」 『そんなんやなかったんやで、でもいつからか、そうなった』 「なんで逢ったこともない1000キロも離れた宮城の女を好きになんかなれるん?ユリにはわからん!その女が勝也に何してくれたんよ!たった2ヶ月ぐらいのメールと電話で、何が好きなんよ!ユリとの5年をそんなわけのわからん女のために壊すなんて、大の大人の恋愛やないやん!」 『ごめんな…』 「付き合ってるときから、バカにされ、別れる時までバカにされ!ユリは勝也のなんやったんよ!」
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